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額裏のシール | 坂根輝美 | 日本画

日本画作品には、誰が描いたものかを証明するために、額の裏に証明書的な紙が貼ってあります。それを「シール」と呼んでいます(正式名称は何だろう笑)。「シール」には一般的に題名、サイン、落款が記載されています。
「シール」の大きさ・形に規定は無く、またサインの名字の有無、落款の有無や位置なども、日本画家さんそれぞれ違います。自由度が高い分、作家の人となりが知れて面白いかもしれませんね。

わたしは手紙の便箋を適当な大きさに切って「シール」として使うことがよくあります。作品の季節や雰囲気に合わせて「シール」を作るよう心がけております。(最近は、手紙のために便箋を集めているのか、「シール」のために便箋を集めているのか、よくわかならくなっています。。)

生前、日本美術院理事長でいらした松尾敏男先生は「シール」のかわりに松の葉を添付されていたと伺った事があります。敬服いたします。

 

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