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制作過程その1 | 日本画 | 坂根輝美

日本橋三越本店での個展(2021年のイノリ展)で展示した作品の製作過程をご紹介したいと思います。

ご紹介する作品は「友人K」です。10代の頃から描き続けているモデルでもあり友人を叙情的に描きました。とても気に入っている作品です。(ちなみに、工程はいつもバラバラです。だから失敗も多いです(笑))

1.デッサンをトレースして骨描きする

普段の制作は骨描き(輪郭を墨で描く)をあまりしませんが、この作品に限っては線を引きました。できるだけドローイングのように伸びやかな線を意識しました。

2.完成像をイメージして色を置く

大切なのは線の内側と外側を意識しない。リズム良くポンッポンッと色置きします。画面を斜めにしたり、霧吹きで滲ませたり(滲むようにドーサは弱めにしておきます)、シミができようが気にしません。またそれも面白いです。

その2へ続きます。

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