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アーティストトーク | 日本画 | 坂根輝美

佐藤美術館で開催されている「第34回奨学生美術展」のアーティストトークに、招待作家として学生の皆さんに混じって参加させていただきました。

当日は、2008年に制作した100号の作品と、2021年に制作した院展出品作の2点についてお話ししました。

制作年代もコンセプトもまったく異なるこの2点を、あえて一緒に展示した理由や、現在も描き続けている『Schizophreniaシリーズ』に込めた想い、院展を活動を軸にしている理由、そして若い学生の皆さんへのメッセージなどを、拙いながらもお話しさせていただきました。

また、たくさんの方々に足を運んでいただき、あらためて、こうして作家として活動を続けられているのは、応援してくださる皆さまのおかげなのだと胸が熱くなりました。

純画廊の内藤さん。勝手に「東京のお母さん」と呼んでます。

美術館内には、初期からの奨学生美術展の図録が置いてあります。今ではトップアーティストとして活躍されている方々の、学生時代の初々しい作品が掲載されており、非常に興味深い内容です。
わたしが掲載されている第14回(約20年前)の図録を見返してみたところ、なんと、このたびの院展作品によく似ていて驚きました。この20年、さまざまな表現を試行錯誤してきたつもりでしたが、結局のところ、作品の根っこにあるものは変わっていないのだなぁと、思わず笑ってしまいました。

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