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制作過程その2 | 日本画 | 坂根輝美
制作過程その1の続きです。
4.線で起こす
8割方完成したら線で描き起こします。骨描きと違って墨は使いません。
細部を彩色しながら線を描き起こしましたが、完成図のイメージと違ったため、顔部分を洗い消しました。(洗った画面の写真を撮っていなかったのが残念です。焦っていたのか撮る余裕がありませんでした。汗)
やり直した顔です。あまり変わっていないかなと思いつつ、欲しかった霊妙な雰囲気が出てきたのでこれで良しとしました。人物画にとって顔の表情はとても大切です。納得いくまで何度でも描き直します。ここが苦労するところであり楽しいところです。
5.完成
全体のバランスを整え最後に落款とサインを入れて終わりです。実は完成間近まで光輪を描く予定はありませんでした。初めのイメージのもと描き進めていく中で世の中の状況を見聞きし、祈りにも似た感情が溢れてきました。その時「いのりのかたち」という画題が決まり、光輪を付け加えました。
機会があれば、絹本を使った場合の制作過程をアップしたいと思います。
*サイト内の画像の無断転載はご遠慮ください。
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