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田渕俊夫展 | 日本画 | 坂根輝美
先日「田渕俊夫展〜刻を描く〜」展を観に徳川美術館へ行きました。
田渕先生は現在日本美術院理事長をされておりますが、1970年から15年程愛知県立芸術大学にお勤めされており、長久手の植物も多く描かれています。
本展では、1966年の大学院生在学中の作品から令和元年の新天皇即位に披露された「悠紀地方風俗歌屏風」まで展示されており、大変見応えがあります。
中でも心打たれた作品は1969年に制作された「青木ヶ原」です。解説にも田渕芸術の転換点に位置する重要作品と記されていますが、熱いエネルギーを感じる作品で絵の前から動けなくなってしまいました。
素晴らしい作品に出会うといつも絵が描きたくなります。仕事ですので毎日描いてはいるのですが、描きたくて描きたくてウズウズしてしまいます。この「青木ヶ原」もそんな意欲を掻き立てられる作品でした。
画集も素晴らしかったです。「田渕俊夫展〜刻を描く〜」展は5月30日まで開催されています。
その後は徳川美術館の隣の徳川園へ行きました。新緑が美しかったです。
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