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第34回奨学生美術展 | 日本画 | 坂根輝美

このたび、若手作家の支援に力を注いでおられる佐藤美術館の「第34回奨学生美術展」に、招待作家として学生の方々と一緒に展示させていただくことになりました。

わたしは第14回の奨学生でした。ちょうど20年前です。
絵を描くことは本当にお金がかかります。バイトをすれば制作時間が削られ、制作時間を確保しようと思えば絵の具が買えず、学生時代はいつもギリギリの生活でした(それも今では良い思い出です)。だからこそ、佐藤美術館からいただいた奨学金は本当にありがたいものでした。

今回展示させていただく作品は2点です。

1点目は《Schizophrenia》(100号)です。

2008年に制作した作品で、いまも描き続けている「Schizophrenia」シリーズの1作目です。この作品のおかげで作家として生きていく覚悟を持つことができました。

2点目は《はなむけ》(2000×1650mm)です。

2021年に日本美術院展で奨励賞をいただいた作品です。自身では修復不可能なほどヒビ割れしてしまっていますが(笑)、夢中になって描いた大切な作品です。

会期は、2025年9月9日〜2025年10月19日(日)までとなっています。
優秀な学生の方々の作品も素晴らしいです。ぜひご高覧ください。

 

 

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