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ルックバック | 日本画 | 坂根輝美

藤本タツキの短編漫画「ルックバック」が映画化されたので観に行ってきました。
開始10分で泣いていて、涙が乾くことなくエンドロールでした(笑)。

内容は漫画家を志す二人の少女を描いていて、絵が上手くなりたい一心で夢中で描いて描いて、周りに理解されなくても描いていれば幸せで、そんな青春時代を過ごしている二人の姿が自分の小中高校時代と重なり開始早々うわ〜っとなりました。(作中に出てきた大学にわたしも一時期通っていたので、余計に感情移入してしまいました。)

原作が短編漫画ということもあり上映時間は約一時間なのですが、その短い中に二人のすれ違いや、残酷な別れ、別の世界線の二人、その他さまざまな仕掛けやコンテキストが凝縮されていて、事前に漫画を読んでいなかったら内容についていけない場面もあったのかなと思います。

音楽のほうもNakamura Harukaのピアノとストリングスを主体とした曲が映像と調和していて、その部分も感傷的になった一因だったのかと思います。

あまりにも辛すぎる状況の後、それでも漫画を描き続ける場面で映画は終わります。題名は「ルックバック」なのですが、作中には「Don’t」というワードが描かれた場面もあり、繋げれば「Dont Look Back」となります。
わたしも、振り返ることはあると思いますが、それでも「描き続ける」ことを止めてはいけないと思いました。

 

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