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モデル取材 その1 | 日本画 | 坂根輝美 

制作のためのモデル取材をしました。場所はいつもスタジオを借ります。以前はモデルさんを外にお連れして、より自然な表情を取材できるようにしていましたが、コロナ禍もあり、最近は室内での取材ばかりになってしまいました。

よく描かせてもらっているモデルさんは本業ではなく自身も日本画の作家さんです。描き手の気持ちを汲みつつポーズを決めてくださるので大変ありがたいです。そして今回の衣装はこちらです。

着物の柄は、柄そのものに意味を持たないものを選びます。作品は人物が主役であり、主張の強い柄ではテーマが霞んでしまうためです。できるだけ簡略化した図の繰り返し柄を選びます。

よく「ご自分の着物ですか?」と聞かれますが、アンティークの着物屋さんにお借りしたり、買ったりします。一度、一目惚れした反物から誂えたことがあります。かなりの金額で目が点になりましたが、作品のためならと思い切りました、ただ、結局一作品しか描いていません。好みの柄と作品用の柄は別ですね。自分の着る用にしたいと思います。

その2へ続く

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